原爆供養塔
この供養塔の由来
原子爆弾による犠牲者で亡くなったもののうち、引き取り手が見つからなかった犠牲者の供養塔です。この辺は爆心地からも近くたくさんの身元不明の犠牲者が集められ、荼毘に付されました。
直径16メートル、高さ3.5メートルの土盛りの上には石造りの塔が据えられており、中には身元不明となった方々の遺骨が納められています。広島市では、名前が判明している遺骨については、名簿を毎年公開し、遺族をさがしています。
世界最初の原子爆弾(昭和20年8月6日午前8時15分)による犠牲者数万柱の遺骨をここに納める。
爆心地に近いこの地では、多数の遺体が収容され、火葬が行われた。
昭和21年1月広島戦災供養会が創立され、同5月仮供養塔、同7月仮納骨堂・礼拝堂が市民の喜捨により建立された。
昭和30年7月被爆10周年を期して、広島市が中心となって地下に納骨堂を有する現供養塔が建立され、各所に散在していた遺骨をここに納めた。
毎年8月6日を中心に、広島戦災供養会を始め広島県宗教連盟及び各宗派による慰霊行事が執り行われている。広島県戦災供養会
原爆供養塔 説明板より